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三遠南信道が間もなくつながります

2023年6月10日

長野県と静岡県をつなぐ「青崩峠トンネル」が貫通しました。工事が極めて難しく、計画が持ち上がってから、実に40年が経ってからの悲願達成。トンネルが開通すると、静岡~長野間 道路の行き来 30分→6分に。 以下よりニュース動画も見られます。 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000301715.html


 国土交通省飯田国道事務所(飯田市)は30日、三遠南信道の青崩峠トンネル(仮称、全長4998メートル)が貫通したと発表した。飯田市南信濃と浜松市天竜区を結ぶ青崩峠道路(約5・9キロ)の大部分を構成。もろい地盤を掘削する難工事で、2019年4月の本坑着工から4年余が経過。同事務所は「県内の三遠南信道工事で最大の難所を越えた」とした。

 今後、コンクリートの吹き付けや舗装などを実施。同事務所によると開通時期は未定で、青崩峠道路の総事業費は676億円を見込む。

 同トンネルは地表からの深さ(土被(どかぶ)り)が最大610メートル。トンネル本体にかかる圧力が大きく、掘削後に坑道を支える鋼鉄製の枠やコンクリートの強度を通常より高めた。貫通したのは飯田市側から2854メートル、浜松市側から2144メートルの地点。飯田市の佐藤健市長は「一日も早い開通を期待する」とコメントした。

 三遠南信道は、飯田市の中央道・飯田山本インターチェンジ(IC)と浜松市の新東名高速・浜松いなさジャンクションを結ぶ延長約100キロの高規格道路。飯田国道事務所管内の新設区間(34キロ)では、飯田山本IC―飯田上久堅・喬木富田IC間や矢筈トンネルなど計19・4キロが開通している。

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